臨床真理 (このミス大賞受賞作)
 完全ネタバレでいきます。


 まぁネタバレっつっても大した出来でもないこのミス大賞作の凡作だからなんつーこともない。いくらなんでも大賞作なら少しは魅力がある話なのかと思ったのだが、やっぱりクソみたいなミステリーだった。臨床心理士の女性が障害者施設の少女の死と背後にあるおぞましい真相を探るといった内容で、またこのおぞましい真相っつーのが障害者への性的暴行という何の意外性もないもの。捻れよバカ。バカと言えば主人公の女性も相当アホ。死亡した少女が残した暗号を解き犯人の正体を知りえたのだが、直後犯人にそれを悟られ速攻襲われ拉致監禁。笑う。少しは頭使えよ。
 で、一番笑うのが犯人との対決シーン。犯人は社会的弱者の女性にしか性的魅力を感じないと告白するのだが、直後犯人は心理士にフェラチオを強要するのだ。心理士は健常者なのに。もうムチャクチャでしょ設定が。で、彼女は犯人が果ててしまったら殺されてしまうと感じ、意を決して犯人自身を咥える。ここが肝。官能小説顔負けの詳細で丁寧なフェラの描写。ハッキリ言ってこの小説ん中で一番力が入ってるのがココ。そこまで細かく描かんでも良いと思うが、それもこの小説のバカっぽさを演出しているのだし結果オーライというわけか。あと口内発射までされてしまいます。バカだなーw
 こんなカスミスが大賞を獲ってしまうんだから、その他の作品なんて更に排泄物なんだろーなー。選出者も大変だぁ。