粘膜人間 (角川ホラー文庫)
 おもしれぇっ!クソ漏れるぐれぇおもしれぇっ!
 いいですねぇ突き抜けてますこの作家さん。モモ太と雷太のキャラ立ちが半端なく最高にキレているぜ。残虐描写もブっ壊れていてヤバイが意外と嫌悪感は少ない。解説で指摘されているように殺人というよりは解体という面が大きいからだろうし、何より河童がパッパラパーすぎて陰湿な感じをあまり受けない。続編を是非読んでみたいし、先が非常に楽しみな作家さんです。小奇麗に纏めてきたホラー大賞受賞作なんかよりずっと面白いですからキワモノファンにはお勧め。
 グッチャネグッチャネソクソクしてぇっ!