一個人 (いっこじん) 2009年 01月号 [雑誌]
 ジャズ特集なので購入してみました。タイトルページの「JAZZ JIANT」はシャレなのか誤字なのか、後者だとしたらおとろしい。
 それにしてもジャズ好きな人ってあまりにも視野が狭くて可愛いわぁ。ライブ盤ベスト10企画があって中山康樹菊地成孔などが記事を寄せているのですが中山氏は10枚全部マイルス選ぼうとしたらしいし菊地氏はほぼマイルス固め。そうゆうオナニーは自身の著作でヤってくれればいいのに。ジャズに興味持ち始める人もいるのだろうし、もうちっと幅広くね。あと花村萬月のマイルス論評も腐ってて面白い。自分は花村氏とは逆にアコースティックマイルスが大好きでエレクトリックマイルスは苦手なので、50年代マイルスの良さがわからないなんてロマンチックな心のカケラすら持ってねーんだろうなと思ってしまうよ。というわけで自分も含めジャズ狂ってのは、ちょっと前のBOSS THE MCみたいな極端な視野の狭さが際立つ頑固で偏屈な人が多いのかなぁと思った次第。でもねジャズに対する文章には不器用な愛があるよ。かわいらしいよな。
 
 で、それだけだとなんか卑怯だと思ったので自分のジャズライブ盤ベスト10を。よく聴くものを挙げました。At the Five Spot 1
Live at Birdland (Dig)
Waltz for Debby


Live at Montreux
Conversations
Live in Paris [2CD] [輸入盤]


Stepping Stones
At Village Vanguard
Live At Blues Alley (Wynton Narsalis/Wounded Bird)


ライヴ・アット・ブルーノート東京


 Eric DolphyBill Evansは本誌でも著名人が何人かセレクトしていました。ハッチャーソンのはスゲー熱い。ピアノトリオやリズム隊がアグレッシヴなものに魅かれる傾向です。