復讐者の棺 (講談社ノベルス)
 昨年の「首鳴き鬼の島」が本格ファンに好評だった石崎幸二のミリアユリシリーズ久々の新作。このシリーズはここ一年でまとめて読んだので久方振りな感じはありませんが、ほんと全く変わらない軽いお話で楽しめました。前述の「首鳴き」との類似点があり、人がポコポコ殺されたりトリックも面白いですね。このシリーズでは特に本格色が強い作品だと思います。筆者自身が書いているように、女子高生とおっさんが騒いでるだけの小説。気軽に楽しめるとこが良いです。