アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

 有栖川直系のクローズドサークルロジカルミステリ。クローズド物の肝のひとつ、なぜそこで犯行を犯さなければならなかったのか、が良かったです。ラストも割りとスキ。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 日常系連作ミステリー。やはりこういったの自分ダメです。名作らしいがどうにも受け付けない。
みんな元気。 (新潮文庫)

みんな元気。 (新潮文庫)

 舞城作品としてはあまり楽しめず。ジャケはかわいい。それくらい。
慟哭 (創元推理文庫)

慟哭 (創元推理文庫)

 物語の展開的にアレが使われているのは一目瞭然で非常に早い段階でネタが割れました。いやいやそこは推理作家、きっと自分の上を行ってくれるさと思っていましたがまんまのネタバレで最低スギ。読んでる最中の気分もあまり良くなし。
玩具修理者 (角川ホラー文庫)

玩具修理者 (角川ホラー文庫)

 平山夢明ファンは是非、とのことで読みました。面白い。暴力と臓物が存分に突き抜けまくっていて爽快だ。
人獣細工 (角川ホラー文庫)

人獣細工 (角川ホラー文庫)

 表題作を映像化しながら読むとおぞましさが数倍アップするゼ。
地獄の奇術師 (講談社文庫)

地獄の奇術師 (講談社文庫)

 タイトルからして地雷臭が匂い立つようで半年くらいほっぽっといたんですが意を決して読破。そして予想通りつまんねぇ。先に読んだヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」が下敷きにしてあるんで、どんどん人死にます。トリックも読み飛ばしてしまいそうな退屈さだし犯人もすぐ分かる。動機とか笑う。本格の先達を存分にオマりたいのは理解できますがウザいだけでちっとも面白くない。人狼城に手が伸びなさそうです。