グリーン家殺人事件 (創元推理文庫 103-3)

グリーン家殺人事件 (創元推理文庫 103-3)

 邦新本格にはお馴染みのご存知ヴァン・ダインです。長い割りに登場人物が少なく次々に死んでいきます。だので犯人当ては容易なんですけど、まぁちょっと退屈だったかなぁ。訳者が悪かったのであろうか。
カウント・プラン (文春文庫)

カウント・プラン (文春文庫)

 黒川博行出世作か。世間的に見れば変態な方々が登場して事件に関与するって塩梅でした。アクがあまり強くなく残念でした。
七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

 これは面白かったですねぇ。一般的に評判良いのも頷けます。「人格転移の殺人」と同じくパズラー系ミステリですが、本作のほうがルールが非常に単純明快でその分真相が明らかになったときのカタルシス度は高いですね。ユーモアも多分に含んでるしとても趣向に富んだ傑作だと思います。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

 うん面白いです。キャラ立ちハンパねぇ。ミステリーとエンターテインメントが高度な次元で融合した傑作でした。すげぇ読みやすいし。まーいちいち腹が立つんですけど面白いので許す。
奪取(上) (講談社文庫)

奪取(上) (講談社文庫)

奪取(下) (講談社文庫)

奪取(下) (講談社文庫)

 「ゴールデンスランバー」に似てるとかゆーんで早速購入。世間一般でも評判宜しい作品ですね。ボリュームは上下巻なのでそこそこありますがとてもリーダビリティが高いのでその辺は安心設計。エンタメ度高しで面白い。ただですね、おそらくこの作品の肝になるのであろうリアルな偽札作りが個人的に退屈でした。ときどき偽札講義と偽札作りが入ってくるんですけど読み飛ばしてしまいましたー。から揚げにして食べちゃいましたー。