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暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)

　やっと奈津川シリーズ二作目。今度は三郎が主人公で、読んでたらなーんか違和感があってラストのカタルシスもひっちゃかめっちゃかでよくやるなぁという印象。やはり二郎の暴力のとこが面白かったな。アレは引くわ。相変わらず文章は面白いんだけど、これは長過ぎだな。舞城の疾走感を堪能するには「煙か土か食い物 (講談社文庫)」くらいが丁度いい。

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

　F以来ご無沙汰だった森博嗣を読み進めるぜ。2作目はまぁこんなもんかといった印象。普通っぽいミステリィ。

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

　読了後ネタバレ考察サイトを巡回しましたが、なるほどねぇと感嘆。本作はピュアな本格ファンほど苦手なんじゃないかな。例によってボクは術中にハマりましたがスキですね。麻耶ファンや東野圭吾の「殺した」シリーズとかを楽しめる人はイケると思います。

詩的私的ジャック (講談社文庫)

　この密室の在り方は良いですね。とても楽しめました。スキです。

封印再度 (講談社文庫)

　ケミストリミステリィ。壷と匣の謎はちょっと楽しめました。全体としてはまあまあか。

熊の場所 (講談社文庫)

　舞城短編集。フェラチオ大好きっ子がグルーヴィな「ピコーン」が面白かった。松本人志一人ごっつの名作「フェラチオを出世させよう」を収録しているのが注目か。あれはホント最高だよなぁ。衝撃だったもん。女将から「フェラチオしてあげようか」⇒「ああ頼む」への流れは神懸っているねぇ。
　http://www.sagi-sake.com/bassevo/syusse1/s-fera.htm