卒研

Graduation

 カニエ・ウェストの最新話題作がかなり良い出来だ!パーフェクトな美メロはかつてヒップホップが兼ね備えていたであろうファットなベースと強靭なドラムを凌駕するのであろうか。それくらいブリリアントなポップセンスに満ち溢れたアルバムである。ヒップホップというジャンルを取っ払い至高のポップミュージックとして昇華したのだから幅広いリスナーに受けるのは当然だと思う。流石に敵が悪かったよ、50。「Stronger」「I Wonder」「Good Life」「Can't Tell Me Nothing」「Flashing Lights」と個人的フェイバリトだけでもフロアを揺るがすキラーチューンの嵐。非常にメロディセンスに優れた佳作だとは思うが、これに対抗しうるヒップホップが少ないのも淋しい。タイトでタフなビートの登場を切に願うところだ。
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