赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

 巷で大好評な桜庭一樹の作品をやっと読みました。確かにこれは面白いですねぇ。ヤバい祖母万葉、シャバい母毛毬、フツーの娘瞳子の3部構成で祖母編、母編は抜群の面白さでした。がー、クライマックスであろう瞳子編があまりにも盛り上がりに欠ける。ムリクリな殺人推理とか入れる必要あるか?それとも自分も生きてきた90年代以降の虚無感に塗れた如何ともし難い閉塞的な現代だからなのか。そりゃー圧倒的な渇望に溢れた古い世代のほうが面白い人生を歩んでるだろうなぁとは思うが。万葉と毛毬の章は相当良かったです。
片耳うさぎ

片耳うさぎ

 広大で入り組んだっぽい屋敷で謎解きっぽいことを少女がするって話で別段特記すべきことはなかったです。
やってられない月曜日

やってられない月曜日

 感想としては的外れかもしれないですけど、結局やっぱり女の子ってかわいらしいなぁって思います。なんだかわかんないけど高級下着を買ってしまったとことか良かったです。男が無意識に下着をネット通販することなんて基本ないもんなぁ。
 あと最近本読んでて毎回思うんですけど、やはり女性登場人物の文言には「お」をつけますね。お洋服、お弁当、お休みなど。逆に「お」がついてないとリアル感が無いというか。基本どの作家さんもついてるんですけど、たまーに全くつけない人のを読むと失笑してしまいます。