70年代を代表するレゲエバンド、Soul Syndicateをバックに従えたEarl Zeroの一大傑作。ようやく入手。
 まずは最高クールなジャケを眺めて、ソウルシンジケートのタイトな演奏に聞き惚れる。ゼロのヴォーカルはちょい鼻にかかった訛りのあるユルめの声質で耳触りが良い。そしてJohnny Clarkeのキラー曲として大好きな「None Shall Escape The Judgement」が初っ端に。どうやらこの曲はゼロオリジナルである模様。6分に渡る長尺曲だがマッシヴキラートラックなだけに聴き応え抜群。リズム隊だけでなくパーカス、ホーン勢も気合十分な男気演奏だぜ。ハードコアなルーツレゲエシンガーとして知られているらしいが彼の歌声はメロウな曲ほど不気味に融合する。CD盤はオリジナル曲のDUBなど6曲プラスで嬉しい。