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フィンランドの至宝Five Cornersの新作が超かっこいい！
前作はカフェやラウンジで鳴っていそうなクールでスタイリッシュなモーダルジャズでしたが、今作は腰をフリフリな熱いジャズダンスに仕上がっています。準メンバーとも言える御代Mark Murphyをジャケにもしっかりクレジットして万全の体勢。ヴォーカル曲もすべて良し。音は先行シングルと同様ロカビリー調やビートロック、モッズなどのかっちょいい不良ミュージックといった塩梅でフロア受けは抜群でしょう。Hank Mobleyの「Dippin」「No Room for Squares」とかユーロジャズやダンサブルなジャズロックの間に差し込んでも全く違和感無し。要は過去の名演と比較しても遜色のないマジかっこいい音が鳴っているということです。名前で敬遠するのは勿体なく今年新作を発表したHigh Fiveと同列にイカしています。DJに使いやすいコンパクトな楽曲ばかりで40分強一気に駆け抜けるところも潔い。素晴らしい快作です。
これから購入予定の方にちょっと。輸入盤の値が結構していたので、ボーナストラックとHMV特典でライブDVDが付くので国内盤を購入しました。がー、DVDは5分程度のしょっぱいダイジェスト動画で全く面白くなく、ボーナストラックはマーク・マーフィーのスポークンワードトラックでこれまでのホットな流れをブチ壊すような完全蛇足曲で全く意味無し。日本盤は期待しないほうが良いですよ、つーことです。
