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京極夏彦「鉄鼠の檻」凄みが半端じゃないですね。ボリュームはありますが一気に読ませる面白さ満点。宗教、禅などの薀蓄は消化しきれなくても圧倒されました。ホントすごいなぁ。
三島由紀夫「潮騒」最近とても気になっている三島作品。これも代表作のようで面白かったです。初江素敵だー。
三津田信三「凶宅」家シリーズ第二弾。ホラー部がやっぱり全然怖くない。真相はバカで良い。ラスト一文にも笑った。
石持浅海「ガーディアン」スタンドみたいな設定だけは面白い。それを絡めた真相はまぁいまひとつか。
倉阪鬼一郎「紙の碑に泪を」ホント心に残らないくだらなさだぜ!クソみたいなミステリーだよこれ。がしかし、好きもんは堪らんだろうなとは思う。
二郎遊真「マネーロード」メフィスト賞受賞作。相変わらずクオリティの低さが目立つ賞ですね。面白くない。
大村友貴美「死墓島の殺人」横溝正史賞を受賞したのにも関わらず御代に失礼すぎる駄作っぷり。何の読みどころもない。下段左3作は見事なクソさ加減。
D・M・ディヴァイン「五番目のコード」図書館なら一発なのだが昨年の「悪魔はすぐそこに」でファンになったので根気良く探していきます。本作もなかなかです。やはり登場人物が丁寧に描かれて読ませます。