ザ・ロード

ザ・ロード

 ピュリッツァー賞とか有名な作家さんが褒めてるとか聞くとやはり賞賛しないといけない空気になってしまうのか。ドラゴンヘッド父子バージョン。相変わらずの淡々とした退廃的な雰囲気は読み手を選ぶかも。中盤の老人とのくだりのとこは面白かった。
きれぎれ (文春文庫)

きれぎれ (文春文庫)

 舞城以前の文章なんですね。文章が面白かったくらいで内容はあまり印象に残らず。
殺意の集う夜 (講談社文庫)

殺意の集う夜 (講談社文庫)

 これは面白い。登場人物も設定も見事なバカさ加減で素敵ですね。展開も唐突すぎで。ラストの反転はヤラれたっつーよりは笑えた。好きですねこういうバカミスは。
爆発的 七つの箱の死

爆発的 七つの箱の死

 動機がぶっ飛びすぎてて衝撃というより展開についていけず置いてけぼり。唖然。無茶しすぎでしょコレは。やはり好きもの向け。
しらみつぶしの時計

しらみつぶしの時計

 真面目すぎるくらいに本格ミステリの将来を考えている作家さんなんだなぁと思いました。「使用中」なんかは本格好きでなくても楽しめそう。逆に表題作はきっついロジック炸裂で退屈でした。