バッド・チューニング
 去年何冊か読んだ村上龍の小説にもイカれた奴らが酒池肉林のゲロ乱交を繰り広げるのがあったけど、こちらも負けず劣らず糞に塗れた酷く臭みのある作品でした。卑屈なじじいにはイラつくし、後半にかけて盛り上がりまくるばばあとの暴力と吐瀉と排泄に溺れるファックにはバカすぎて感激しました。冒頭とラストはミステリーで大半はちんことまんことうんこ的なモノをサンドイッチしたメガマンコみたいです。村上龍の変態っぽい作品は途中で飽きたけど、これは知性がほとんど無く振り切れていて良かったですね。 リレー式ミステリーで参加してる作家さんは特にファンでもないのだけど、ベテランだけあって読みやすさは格別。中盤までテンポ良く読めたんですけど、法月さんだけ浮いてやしまいか。リレー小説って初めて読んだんですけどあまり面白くないですね。