文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

 噂の京極夏彦を初読み。どうも合う人と合わない人がいるみたいだが、自分は現時点で後者。全然面白いと思わんかった。しかも、後続のやつはどんどん厚くなっているのであまり読む気もわかないす。
悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

 これは面白いー。容疑者Xに連なる作風な感じもします。
異邦の騎士 改訂完全版

異邦の騎士 改訂完全版

 素晴らしいね。感動しました。ちょっと泣けました。占星術、斜め屋敷、暗闇坂と読んだ後だったので相当良かった。島荘作品としては3、4番目に読む物語、絶対的に。
時計館の殺人 (講談社文庫)

時計館の殺人 (講談社文庫)

 館シリーズでも十角館との二大作品としてそびえる大作。かなり面白かった。十角館並に人が死ぬんで、容疑者が必然的に絞られるけど、メイントリックに唸らせられました。ちなみに自分がこれを読む前に予想していたトリックは、島田荘司の「斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)」ばりの大技。大時計の針に乗って移動みたいな。バカだなー。
黒猫館の殺人 (講談社文庫)

黒猫館の殺人 (講談社文庫)

 時計館、霧越邸と大作続きだったので息切れしたか綾辻。まぁ、といった印象。この作者はどんでん返しを用意してくれて好みなんだけど、本作でのソレに当たるのはちょっと無理矢理すぎ。インパクトを求めすぎちゃった感も。
 あと館シリーズは二作品あるけど、これまでの個人的順位は以下。
 十角館>時計館>迷路館>>水車館>人形館>黒猫館、ってとこか。前3作品が抜けてて、後3作品は同じくらい。霧越邸は時計と同じ位置ね。