猫撫
椎名林檎名義では4年ぶりのオリジナルアルバム。大袈裟なオーケストレーションを武器にジャズ、ラテン、タンゴなど淫猥で甘美な世界を提供していますが、なによりも良いのは林檎自身の唄。白眉は初っ端「ギャンブル」に尽きる。コーラスでの確信犯的ひび割れた枯れ声が最高すぎる。唄い手というより演者とでもいうべき苦み走ったパフォーマンスが素晴らしい。他の曲も全く悪くはないのだけど、「ギャンブル」の凄みが自分にとって強烈過ぎた。
http://www.toshiba-emi.co.jp/vmc/artist/domestic/ringo/toct26211.php
