雁万

• Hadley Caliman - Celebration [2003]

　ジョン・コルトレーンを敬愛して止まないサックス奏者、ハドリー・カリマンがトレーン黄金カルテットの中核を担ったElvin Jonesを迎えてのバリバリコルトレーンサウンド剥き出しの作品。2003年に世界初CD化。コルトレーンのようにバリバリにブロウしまくるサックスが好きなら本作もきっと気に入ると思います。
　そして何より自分を引き付けた理由はエルヴィン・ジョーンズの参加なのです。トレーンに捧げたラス曲「Tr.7 Two For T」ではサックスとドラムの壮絶デュオ演奏が聴けます。やはりエルヴィンが圧巻。フルート演奏による絶品バラードも収録。コルトレーンへの愛ととるか、模倣ととるかは人それぞれですけど、自分は結構好きです。だってインナースリーブでエルヴィン・ジョーンズに肩を組まれ、子供のような笑顔を見せるカリマンからはトレーンラブしか感じないですよ。カリマンスマイルが最高です。名前も最高です。カリマン。なんつーか二刀流。

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