海はいいよにゃ

The Legends of Acid Jazz

 60年代から70年代にかけて活躍したジャズ・オルガン奏者、チャールズ・カイナードが名門プレスティッジに残した二枚の傑作アルバムをパッケージしたお買い得品。包み込んだのは1970年作「AFRO-DISIAC」と1971年作「WA-TU-WA-ZUI」。これがまたジャズ・ファンク魂が荒れ狂った物凄く黒い音となっている。「Tr.1 Afro-Disiac」「Tr.7 Wa-Tu-Wa-Zui」とそれぞれのタイトルトラックが特にかっこよい。オルガンということで聴き手を多少選ぶかもしれないが、現在のクラブシーンにも十分通用するブラックネスに満ち溢れた音が満載。Showbiz & A.G.のネタとしても有名な「Tr.10 Something」も収録。カイナードが紡ぎ出した音を聴けばソウル・ジャズの真髄を知ることとなるだろう。ヒジョーにグルーヴィだす。

Legends of Acid Jazz

Legends of Acid Jazz