不遇

 ネオソウル時代から地味ながらもしなやかな歌声でファンを魅了したラサーン・パターソンの5年ぶりのサードアルバム。インディからの発表だが、曲のクオリティの高さは相変わらず。マジで駄作知らず。
 彼はHip Hopに拠らないソウルミュージックを披露しているとこが好感が持てる。しかも今回はアップテンポの曲が充実。特にTr.3 So Hot はホントに素晴らしい。つーか、どの曲も佳作ばかりでリアルグッドミュージック。
 D'AngeloやMaxwellに並んでネオソウルのパイオニア的存在だが、前者らに比べていまひとつパっとした印象がないんだが、実は、じーつーはー、一番安定したアーティストで裏切らないとこが好き。Dは全然働かずに逮捕されちゃうし、Maxwellはファーストは最高なんだが後は・・・。
 ヤサ男っぽいんだが、スムースで知的な印象を受けるラサーン。D'Angeloで止まっちゃってる人はこのアルバムじゃなくても良いので聴いておくと良いでしょう。ファーストとセカンドはよくブクオフで見かけるよ。タイトルは「Rahsaan Patterson」と「Love In Stereo」。是非!

After Hours

After Hours

Love in Stereo

Love in Stereo

Rahsaan Patterson

Rahsaan Patterson