アフォロ・ブルー

LiveAtBirdland

    1. Afro Blue
    2. I Want To Talk About You
    3. The Promise
    4. Alabama
    5. Your Lady

 John Coltrane (ss,ts)
 McCoy Tyner (p)
 Jimmy Garrison (b)
 Elvin Jones (ds)

 ジャケの重圧感がかっこよすぎるコルトレーンはバードランドでの至高のライブ盤。現時点でコルトレーンのライブ盤の個人的最高傑作はコレか、「Selflessness」。
 Tr.1 Afro Blue にJazzの快楽とスリリングさと魅力が全て詰まってるんじゃないかって思うくらい白熱かつ圧巻のパフォーマンス。マッコイ・タイナーが鍵盤を弾き、ギャリソンが唸り、エルヴィン・ジョーンズがぶっ叩く。最強カルテットによる炎のセッション。
 2曲目の最後にはコルトレーンのなんがいカデンツァがあるが、これがホントに素晴らしい。BGMでかけていてもこの場面になると思わず聴き入ってしまうそんな魅惑的な演奏だ。
 これからコルトレーンを聴こうかなって思ってる人に、「Blue Train」や「My Favorite Things」を薦めるのもいいけど、自分ならまずこの「Live At Birdland」を聴いて欲しいと思う。
 聴いたことのない音楽を聴くとき、人それぞれアーティストの入門盤によって印象が変わってしまうもんだと思ってるんだが、コレや「Selflessness」などの名ライブ盤から入っていけばJazzの魅力や気持ち良さも分かるし、Jazzが好きになるんじゃないかと思う。まぁ自分も大してJazzを聴いてきたわけではないけれども。
 私見だが、フリーに突入していく「Ascension」以降からいきなり聴き始めるのは止めておいたほうが妥当かと。蛇頭スネークヘッド?陣内公平?って、ヤリすぎ。

Live at Birdland

Live at Birdland