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言わずと知れたHorace Andyの代表作でワッキーズレーベルの最高傑作として名高い本作だが、ここまでブっ飛んだダブだとは思わなんだ。ワッキーズはドンシャリサウンド使いとして通っていて、全体を覆うタフなベースをファルセットヴォーカルが切り裂きそれをまたベースが埋めていって更に遠くでキーボードが鳴っている感じが、本作で頂点に達したという。
ファンには申し訳ないが極端に例えると、Massive Attackの初期2作をよりディープにした作品だね。現在ではRhythm&Soundなんかが相当ヘヴィなダブを展開しているが、ワッキーズは80年代前半でそれを成し遂げてしまっている。ホレスの陰鬱なのに甘美な歌も、曲も、音も全て最高。ブリストルとかの昔懐かしいトリップホップの人たちはみんなこのサウンドを目指したんだなぁ。
- アーティスト: Massive Attack
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: CD
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