2008年サッカーのハイライト、EURO2008はスペインの優勝で幕を閉じました。なので総括などを仕立ててみます。
 ライブで観たのはTBSのみなので強豪国の試合のみですが特に気付いた3点は、GKが超強力に、カウンター気味のサイド攻撃がヤバイ、運動量豊富な選手が活躍、だと思います。まず、GKの大躍進に目を惹かれます。ほぼどこの国もクオリティの高いプレイで、カシージャスブッフォンファンデルサール、あとはルーマニアのロボントなどは神懸かった感じさえも。大会MVPはシャビが選ばれましたが(当然納得)、カシージャスだとしても何の疑問も感じません。イタリアだってブッフォンのみが一人気を吐いていたとも思えます。
 サイド攻撃と運動量についてはほぼ同義でチームとしてはスペイン、オランダ、ロシアのオフェンスがそれに該当。オランダのグループCでの攻撃はネオトータルフットボールかと思えるような衝撃を受けました。とにかく自分たちのボールになると少なくとも3人以上が走り出すし、しかも有機的に連動していて非常に魅力的で面白い。
 逆にジダンの引退を機に試合の行方を左右しかねないカリスマ的存在の所謂ファンタジスタの時代は終わったのかなとも思いました。ディフェンスはせずに前線で控えているようなリケルメみたいな選手は一昔前なのかも。個人的には寂しいですが。その点スペインの中盤シャビ、イニエスタ、セスク、セナは確かなテクニックは当然備えていてその上走れるしで非の打ち所がない。これがモダンフットボールの最先端だとすれば、日本のサッカーは旧時代のものなんだなと感じちゃいます。中村某とか走れないもんよ。
 この優勝によってスペインは勝者のメンタリティを手にし、2010年ワールドカップの中心に躍り出ましたね。メンバーも脂の乗った選手ばかりなので益々飛躍するでしょうし。ベストゴールは2つ。どちらもオランダ。ファン・ブロンクホルスト⇒カイト⇒スナイデルのボレーとロッベンの角度15度ゴール。どちらも観ていて吼えたから。裏MVPはフランス代表監督のドメネク。リベリの離脱、アビダルのレッドと免罪符は手にしたものの、呑気にプロポーズしているとは何ともふてぇ野郎だぜ。つーかただのバカだろ。
 ホント早朝が楽しみな一月でした、スペイン優勝おめでとう!全代表選手お疲れ様でした!すごく楽しかったです。写真はユーロと全く関係ないDと?のツーショット。