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魔夢十夜 (ミステリー・リーグ)

　いろいろと豊富にネタが取り込まれてはいたもののどうにも興味が覚えられず。今時分暗号はないでしょ。謎解きは理路整然としていました。

シェルター 終末の殺人 (ミステリ・フロンティア)

　三津田メタミステリ。他者が介入出来ないクローズドサークル内で内部の人間には犯人らしき人物はいないってゆう展開で、さてどうやって驚きへと収束させるのかを楽しみにしていましたが、その結末はやっちゃいけないでしょう。というよりは本作は三津田さんの薀蓄が面白かったです。イタリアンホラーの件は本編より興味深かったです。本人もスゴイ楽しみながら書いていたんだろうなぁ。

隠蔽捜査

　すげぇ面白いです。びっくりしました。登場人物がほとんど高級官僚の警察小説。テンポ良いプロットですさまじいリーダビリティだし、緊迫感溢れる展開も素晴らしいです。一気に読了してしまいました。

果断―隠蔽捜査〈2〉

　その続編。こちらもお見事すぎる。警察小説ってこんなに面白いのかー。大森警察署が舞台ってのもポイント高し。SATってのもタイムリー。ラストの慎ましやかな雰囲気も最高だ。ページを進める手が止まりませんです。