拮抗

Interplay

 Bill Evans (p)  
 Freddie Hubbard (tp)
 Jim Hall (g)
 Percy Heath (b)
 Philly Joe Jones (ds)
 バンド全体が流動的に様々な形態に変化し、まるで生き物のように素晴らしい音を産み出す作品だ。最初はハバードの鮮烈で溌溂とした美しい響きのトランペットに魅かれる。エヴァンスはトリオんときと変わらない音を弾いてるし、次第におとなしめな印象だったジム・ホールのギターに耳を傾けている。ファットなヒースと、超若干控えめだけど自らの主張は怠らないフィリー・ジョーも良い。
 ラッパのワンホーンだったり、ピアノトリオだったり、ギタートリオだったりといろいろな音を楽しめるのもステキだ。確かにグループ全体に漲る躍動感とかグルーヴは抜群なんだけど、それを全面に押し出しているというよりは、こう一歩引いた奥ゆかしいインテリジェンス溢れる演奏がとても魅力的。そして、マイアイドル、フィリー・ジョーのキレっぷりにも大満足だ。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/1342712

Interplay

Interplay