対極

The Two Sides Of Jack Wilson

  • Jack Wilson - The Two Sides Of Jack Wilson [1964]

 Jack Wilson (p)
 Leroy Vinnegar (b)
 Philly Joe Jones (ds)
 Atlanticレーベルに吹き込んだジャズピアニスト、ジャック・ウィルソンのトリオ作を遂にゲット!バックに迎えるは剛力ベーシスト、リロイ・ヴィネガーにビートジャンキー、フィリー・ジョー。1964年5月13日録音。ウィルソンのピアノはファンキー過ぎず、甘すぎず、端正で丁寧な音色を弾き出すといった感じで安心して聴けるところが良い。B面に当たるバラードとかすごい聴き応え。
 そして、やはりと言うかドラムに重点を置いた録音も大変自分好みである。フィリー・ジョーがガンガン前面につんのめっている。凶気に塗れたスネアが悩殺的だ。この時期には既にベテランとしての地位も確立しているからなのか、エンジニアが気を遣っているからか、フィリー・ジョー参加作品は大抵彼が前に出てるんだよなぁ。Kenny Clarkeも同様で彼の欧州作品はかなりのドラム寄り録音でクラークファンには堪らない内容。
 というわけで、Kenny Drewケニー・ドリュー・トリオ」、Wynton Kellyケリー・アット・ミッドナイト」が好きな人には是非聴いていただきたいピアノトリオアルバムの好盤です。
 http://mysound.jp/music_detail/index.php?src_no=tTP74
 http://musicstore.goo.ne.jp/title/AMPTtTP74/index.html?aid=AMPAa9CCS

Two Sides of Jack Wilson

Two Sides of Jack Wilson