遊走

Jazz Quintet 60

　Allan Botschinsky (tp,flh)
　Niels Husum (ts,ss)
　Bent Axen (p)
　Niels-Henning Orsted Pedersen (b)
　Bjarne Rostvold (ds)
　アナログでの再発も記憶に新しいデニッシュジャズの逸品たちが遂にCD化されました。真っ先に購入したのがBent Axen率いるJazz Quintet 60の作品。1963年録音。こちらはクラブ、モダン両ファン納得の高クオリティバップアルバムとなっています。個人的にはHank Mobley「Roll Call」、Curtis Fuller「カーティス・フラー Vol.3」に似た印象を覚えました。ただ、前者のようにハバードやブレイキーが前に前に出てくるのとは違って、クインテットとして出される音に重きを置いた作品だと思います。グルーヴはそのままに、煙に塗れたヤニ臭さ汗臭さを薄めて、エレガントさ、優雅さを増量したって塩梅ですね。本場アメジャズに比肩し得るユーロバップの好盤。高速モーダルな「Anticipation」がかっこよすぎる。
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