姉御
- Paquito D'rivera - S/T [1976]
Paquito D'rivera (as,ss,fl)
Esko Linnavalli (p,el-p)
Niels-Henning Orsted-Pedersen (b)
Esko Rosnell (ds)
Oscar Valdes (per)
キューバ出身アフロラテンジャズの雄、パキート・デリヴェラの1976年作。クラブジャズ本「Jazz Next Standard」で取り上げられていた曲「Hasta Sienmpre」を含むブリブリにブロウイングしまくったラテンコルトレーンなアルバム。
前述の本での前述の曲の紹介の仕方がまた凄いのよ。「超ドープなベースライン」「パキートのサックスが優美な音色を紡ぐ」「男気ジャズ」さらに凄いのが「DJのときこの曲をかけると今まで100％曲名を聴かれた」という大絶賛なジャズトラックなのです。この紹介に僕の胸はトキメキましたよ。相当ドープシットなんだろうなー、って。
で、実際。相当にベースは印象的だし、パキートのサックスも吹きまくりでかっこいいす。とても色気があり高潔な雰囲気もあるドープバラードです。全5曲で35分強のコンパクトにまとまった凄く聴きやすい作品でした。もろラテンジャズってこともなく、コルトレーン的なモーダルなジャズ色が非常に強いので聴きやすいと思います。スタンダード曲「I Want to Talk about You」も収録。
