冷選

Trippin’

  • New Cool Collective - Trippin' [2005]

 昨今続出している生演奏系クラブジャズでもラテン寄りに傾倒したオランダはアムステルダム発のパーカッシヴなラテンジャズバンド、ニュー・クール・コレクティヴのアルバム。サックス奏者、Benjamin Hermanを中心とした流動的なバンドのようで1994年結成なのでキャリアは結構あるみたいです。今作はアフロビートドラマー、Tony Allenが一曲に参加したラテンアフロジャズな作品に仕上がっておりました。
 何はともあれクラブジャズ好きには「Tr.1 Perry」が堪らない出来になっている。Five Cornersもラテンファンク寄りな音を鳴らしてるけど、そういった疾走感のある音が好きな方にはドンピシャなトラックです。おそらくアルバム中で最もフロアライクなビートだと思う。で、この後もこういったクラブジャズ!といった音が続くのかなと思ってたら意外とパーカッションにスポットを当てたラテンアフロな曲調が多く硬派な印象を受けた。ラテンファンクに接近したクラブジャズをお求めの方にお薦めかとー。
 http://www.newcoolcollective.com/

トリッピン

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