黒木瞳

Black Love

  • Carlos Garnett - Black Love [1974]

 Carlos Garnett (ts,ss,vo)
 Charles Sullivan (tp)
 Mauricio Smith (fl)
 Onaje-Allan Gumbs (p)
 Reggie Lucas (g)
 Buster Williams (b)
 Alex Blake (b)
 Norman Connors (ds)
 Jabali-Billy Hart (ds)
 Mtume (conga)
 Guilherme Franco (per)
 Dee Dee Bridgewater (vo)
 Ayodele Jenkins (vo)
 Carlos Chambers (vo)
 テナーサックス奏者、カルロス・ガーネットを中心とした総勢14名による一大スピリチュアル・ファンキー・ジャズ。アマゾンの価格がとんでもないことになっているが、たまたまウニオンで発見し購入。これがスピリチュアルでファンキーでソウルフルでありながら、ヒジョーに聴きやすい傑作となっている。
 全体的にヴォーカルにスポットを当てたとても馴染みやすい楽曲が素敵だ。Two Banks Of Fourがカバーした「Tr.3 Banks of the Nile」は原曲を初めて聴いたのだが、2BO4のそれよりラフでファンキー度が異様に増している。テンションの高さがハンパじゃない。楽器隊の面子が多いので、バンド自体から滲み出てくるアッパーなムードが肝だと思うのだけど、その中ではやはりガーネットは当然良いのだが、70年代を代表するストレートアヘッドなトランペット奏者、チャールズ・サリバンが特に凄い。気合入りまくりのパフォーマンスでした。
 小難しい印象はちっともなかったです。「Banks of the Nile」「Tr.4 Mother of the Future」などは是非聴いておきたい名曲だ。アルバムタイトルでも表明しているようにラブとブラックネスとソウルネスに溢れたスピッチャルな良盤でした。

Black Love

Black Love