巨砲

In New York

 Julian "Cannonball" Adderley (as)
 Nat Adderley (cor)
 Yusef Lateef (ts,fl,ob)
 Joe Zawinul (p)
 Sam Jones (b)
 Louis Hayes (ds)
 ハードバップ期のアルトサックスの巨人(実際に巨人)、キャノンボール・アダレイ実弟ナット・アダレイ、マルチ音楽奏者ユセフ・ラティーフを従え3管編成でのニューヨークでのライブ。ラティーフ作曲の「Tr.3 Planet Earth」が抜群に良い。メンバー全員が生粋の名手だけに物凄い演奏をいとも簡単に軽々とこなしていく様が圧巻だ。で、個人的に注目したいのが、ドラムスのルイス・ヘイズだ。この面子の中では若手に入るのだが、既に彼の特徴である繊細で疾走感のあるドラミングは開花しようとしている。シンバルを多用した鮮やかな音がバンド全体を盛り立てている。キャノンボールのアルトサックスは当然素晴らしすぎなので、安心して聴ける好盤だと思う。

In New York

In New York