回転

Roll Call

 Freddie Hubbard (tp)
 Hank Mobley (ts)
 Wynton Kelly (p)
 Paul Chambers (b)
 Art Blakey (ds)
 名作「Soul Station」id:analjustice:20050502 のカルテットにトランペット奏者、フレディ・ハバードを加えたクインテット編成での充実盤。いわゆるブルーノート三部作のひとつとしてファンからの人気の高い作品である。今作の目玉は、1曲を除き、全てモブレー作曲という点である。これがまたモーダルでワルツな楽曲ばかりでかっこよすぎなの。タイトル曲「Tr.1 Roll Call」「Tr.2 My Groove Your Move」「Tr.3 Take Your Pick」と怒涛のワルツ曲が並ぶ。シャープさはないが、温かく歌心溢れるモブレーのフレーズがバッチリ決まるとこは流石にかっこよい。
 リー・モーガンの様な威勢の良すぎるペッターと演るとどうもトランペットに埋もれてしまう感もあるのだが、ここでのハバードは自己主張しすぎないプレイが好感が持てる。リズム隊は言わずもがな当時のブルーノート最強のセクションだ。ブレイキーは全体的に控え目なプレイに徹してるが、やはりソロでの爆発具合は爽快だ。非常にメロディの良い曲が並んだ好盤だと思うよー。

ROLL CALL

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