ガラクタ

House Beat

 荒木飛呂彦によるジャケ写で知ったダンスミュージッククリエイター、Sugiurumnの新作アルバムが激アッパーでかっこよい。非常にクラブ映えする音だ。モンド・グロッソの「Next Wave」や今年のダフトの新作とかぶるようなとてもロッキッシュな音が満載されているが、先に挙げた二つの作品よりハードロッキンな作風が自分好み。メロのほうも元祖ハードロック的なロマンティック路線の甘美なメロディでうまい。
 Kramを迎えた「Tr.2 Boogie Nights」からそれはもう全開でやっばい。ダフトのハードロック臭ムンムンのダンスミュージックがイケる人はもう堪らんでしょう。踊りたくなる。また、ビークルのヒダカを迎えたクライマックス曲「Tr.9 Galaxy」はタイトル通りの壮大でロマン溢れるメロディが感動的な曲だ。ヒダカのヴォーカルもしっとりとアダルティな雰囲気でキマっている。
 全10曲で70分越えの大作だが、全編踊れる曲ばかりで、これぞダンスミュージックの王道!といった按配だ。ミニマル好きにはお薦め出来ないが、美メロハウスが好きな方には激プッシュ出来る。新しい何かは無いが、安心して聴ける良盤でさー。

House Beat

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