Open Sesami

 Freddie Hubbard (tp)
 Tina Brooks (ts)
 McCoy Tyner (p)
 Sam Jones (b)
 Clifford Jarvis (ds)
 新主流派と言われるモーダルなジャズトランペット奏者、フレディ・ハバードブルーノートでの初リーダー作。ハバードのプレイは涼しげで良い。軽やかで流麗に吹きぬいていくとこが僕を惹きつけてやまない。幻のサックス奏者、ティナ・ブルックスコルトレーンカルテットで名を馳せることになるピアノ奏者、マッコイ・タイナーを起用。とにかくこの2人が良い。特に素晴らしいのがブルックスによる作曲だ。タイトル曲「Tr.1 Open Sesami」なんか憂いのある切ないメロディに疾走感のあるハバードのプレイが最高だ。バラード曲「But Beautiful」も非常に秀逸。「Gypsy Blue」もタイトル通りのラテンワルツな好曲だ。全体を覆うムードがとても透き通っていて、クソ暑い夏を払拭する清涼剤になりそうなアルバムだ。ジャケもスキ。

OPEN SESAME

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