ウィル

Welcome 2 Detroit

  • Jay Dee - Welcome 2 Detroit [2001]

 最近の彼の仕事はあまりよくわからんのだけど、このアルバムではヒップホップからハウス・テクノへ移行しようとしたけど、煙たくてなんだか分からなくなってしまった面白い作品。やはり、彼が編み出したスネアの音色は格別だなぁ、なんて当時思ってた。コンパクトな楽曲でまとめたデトロイトの空気感を伝える気持ちがいいアルバムなんかな。
 「Tr.3 Think Twice」「Tr.10 It's Like That」が個人的なクライマックス曲。ビートが歪でヘンテコでスネアの音色が鋭角的でモロ自分好みだったの。ジャケもキマってるし、モクモクと充満してく感じね。まぁ、全体を見ればやっつけ的な雰囲気もなくはないのだけど、この荒さも魅力なのかね。Madlibとは相性良くなかったすけど。