ピアーノー!

Live

    1. You've Got to Have Freedom
    2. It's Easy to Remember
    3. Blues for Santa Cruz
    4. Pharomba
    5. Doktor Pitt

 ファラオの白熱ライブ盤。2003年に初CD化された模様。CD盤にはボーナストラック[Tr.5]が追加収録された。とりあへず、ファラオ好きは確実に落とせないアルバムだろう。それだけ、ここでの彼は鬼気迫る演奏で神々しい。が、同時にハッピーであることも忘れてはならない。もうノリノリだよ、ファラオは。コーラスのときなんか、ブロウのときよりぶっ飛んでて最高だ。
 まぁ、収録曲見た時点でクライマックスは当然[Tr.1]であろう。あの美しいメロディに野獣サックスが絡み、John Hicksの狂おしいピアノが燦然と輝く。とにかく、この盤のキーパーソンはJohn Hicksだ。どの曲でも最高のパフォーマンスと音色を響かせている。ボーナストラックも凄い演奏だ。ボーナストラックでありながら最も収録時間が長くジャズのエキサイティングフェーズを余すとこなく伝えてくれる。熱き血潮迸る圧倒的なライブセッションだ。
 で、オンナが[Tr.1]のラストを聴いて、Sleep Walkerの「Ai-no-Kawa」と同じってゆったのには正直納得。はっきり言って、Sleep Walkerのライブを観たことがない人はこのアルバムの1曲目を聴けばよい。彼らのライブのクライマックスはこのアルバムのソレと同じだ。観た後聴いて納得、聴いた後観て納得、といった楽しみ方が出来る面白いアルバムです。なんにせよ、コレはジャズの名ライブ盤に数えてもいんじゃないかしら。

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