天神

Bold As Ramb

 ネットや雑誌など各方面で話題のRamb Camp。だったら聴いておかにゃマズイっしょ?ってことでファーストアルバム。結論から言うと、もう自分は日本語ラップがダメかも知れん。数年前の自分なら、もうすぐ飛びついて聴きまくってたと思うけど、ダメっす。正直Think Tankしか聴けない。そういうのってよくないよね。
 聴いてみての印象を物凄く暴力的な言い方をすると、明るいMSC。「Tr.2 RAMBLE IN DA JUNGLE」を聴いて、「え?Primal?」って思ったし。2MCらしいんですけど、片方のMCはかなりキレたフロウで面白かった。「Tr.12 BIG MAC」は多人数MCによるマイクリレーなんだけど、よく区別がつかんし、正直スリリングなものは感じなかった。トラックはファンキーな印象で、どちらかと言うとラッパーを引き立たせる曲調なものが多かったと思う。
 以前は、Tha Blue HerbMSCみたいなラッパーが危ないMCって思ってけど、原点に帰ってみると自分にとって本当にキレたヤバいラッパーはODBなんだなって認識した。トラックも90年代前期のビートが大好きってことも分かった。このアルバムとかNCCを聴いて、自分の本当に好きなHip Hopを改めて確認できたことが収穫。
 でも、これはあくまで音源を聴いての印象っす。多分、現場で彼らのライブを観たら相当凄いんだと思う。そういうライブへのイントロダクション的なアルバムなんだろうな。