One Nation Under A Groove

UR

 当日券で余裕で入れました。いやまぁすげぇ客の数。それくらい期待度も大きかったのだろう。そこにはブラックミュージックの光がありますた。
 最初のライヴはLos Hermanos。結論から言うと彼らが今日のベストアクト。いや本当に良かった。すげぇ踊ったし楽しかった。この「楽しい」ってのが正直一番大切なんだと思う。ほんとアグレッシブでハイテンションなパフォーマンスだった。「Jaguar」も演ってくれたし大満足。
 続いてのライヴはMr.De'。スタートは地味な印象だなと思ってたけど、中盤から思いっきり腰にクる太すぎる音の連続で「The Metersか!」ってくらいのファンキーサウンドの連発だった。期待してなかっただけに嬉しさは倍増だった。
 で、メインアクトのGalaxy 2 Galaxy。世界初ライブとのこと。つかね、この「初」ってのが曲者だったー。良い意味でも悪い意味でも「初」。自分は正直バンドとしての完成度や成熟度がイマイチな感じを受けた。曲間のもたつき感とかそのあたりがそう感じさせたのかも。んまでも曲としては代表曲のオンパレードで、演ってしまえばグルーヴ溢れるパフォーマンスで良いんだけどね。アンコールなんかリアルジャズセッションだったし、あの例の「演歌」も観客も相当の期待だったんだろうけど、意外とあっさりと終わってしまった。でも、彼らのライブで一番良かったのは、彼ら自身が楽しく幸せそうに演っていることだったと思う。その点で言えば最高のライブだった。
 あと、Los HermanosのVJで、リスペクトすべき偉大なるグレートブラックミュージックアーティストの映像が出てた。覚えてる内では、Ray CharlesFunkadelicParliamentCurtis MayfieldMarvin Gaye、Bernie Worrell、James Brownってとこなんだけど。ちょと意外だったのが、Chick Coreaが入ってたこと。電化ジャズの先駆者ってことでのリスペクトなんだろうけど、そのへんなら他にもいるし、ちょっと気になりました。
 いいライブだったんだけど、少数のアホ客が腹立つ。ライブ中に写真とるバカ。DJ中にメールチェックするバカ。電話するバカ。この辺のマナーって男は結構しっかりしてるヤツが多いんだが、クラブらへんだとバカ女が結構目に付く。いや、そんなんは少数なんだってことはちゃんと分かってる。でも正直そんなんはフロアですんな。踊りながらタバコ吸うな、バカ女が。別にかわいくもなんともねーから。いい女風にも写んねーから。最高のアクトなのに、少数の最低客のために後味が悪くなっちまうんだよ。最低限のマナーは守ろうね、ボク。

On Another Level

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A Hi-Tech Jazz Compilation

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