帰宅

Homecoming: Live at the Village Vang

 Dexter Gordon (ts)
 Woody Shaw (tp,flh)
 Ronnie Mathews (p)
 Stafford James (b)
 Louis Hayes (d)
 ビバップ期から活躍したテナーサックスの巨人、デクスター・ゴードンのタイトル通り米国凱旋ライブが素晴らしい。ゴードンは50年代に入り麻薬のためシーンから姿を消し、60年代以降は欧州に活躍の場を移し、それがまた彼の気風にあったらしく長い間滞在していた。
 そんなゴードンが盟友ウディ・ショウを引き連れてストレートアヘッドなジャズを展開したのがこの盤となる。まずはホーン勢がかっこよい。ゴードンは当然のように豪快で悠然としたブロウイングをかますし、ショウのほうも負けじと激しいブロウで応戦。彼らの鬩ぎ合いだけでかなり満足出来る。で自分の嗜好に更に追い討ちをかけるのがルイス・ヘイズのドラミングなのだ。このライブの素晴らしさは彼に拠るところも大きいだろう。シンバル多用のスウィンギンなブレイクビーツ。やはりヘイズのドラムはかっこいい。
 収録曲はショウのオリジナルやモンクの古典など多彩なセットで楽しめる。二枚組で計120分越えのボリュームで攻めてくる。アマゾンのジャケは妖怪みたいで気味悪いのだけど、僕の持ってるやつとはちょと違うのかな。
 http://launch.yahoo.com/release/2391

Homecoming

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